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メッセージ from フォーラム

「武士の家計簿」は、チャンバラのない静かな時代劇です。

2010.12.1

 今年のお正月映画は『ハリー・ポッターと死の秘宝』と『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の大本命2本が期待通りの大ヒットで幕を開けました。客層も幅広く、どちらも全世代映画となっています。最終的にハリーは80億円、ヤマトは50億円が見通せる勢いを示しています。

 12月4日から始まった『武士の家計簿』は、チャンバラのない静かな時代劇です。昇給のないサラリーマンとも言うべき“武士”の生活建て直し映画なのですが、現代の、不況下の日本人の心情にぴったりくるものがあったようで、全国的にも大ヒットとなっています。配給会社の方針で公開劇場が絞られた結果、フォーラムではこのお正月最大のヒットになりました。なんとか全国で20億円まで伸びてほしいと期待しています。フォーラムでは8000人から10000人の目標になります。

 『ロビン・フッド』は見応え十分の歴史劇なのですが、いかんせん女性からの人気がありません。全国で10億届くかどうかという、渋いスタートとなりました。ロングランにはなりませんが見応え保証の傑作なので、決してお見逃しなく。

 『ノルウェイの森』は原作が1000万部売れているという超ベストセラーですが、監督がトラン・アン・ユンという外国人ということもあってか、映画の入場者数は原作の10分の1程度に落ち着きそうです。しかし、あの長篇の原作を2時間程度にまとめながら、原作のイメージをこれだけ伝えきれているというのは、やはりすごい映画です。せめて200万人には観ていただきたいと思います。小説は文庫になってもオリジナルのままですが、映画はスクリーンでの上映だけがオリジナルで、DVDやテレビ放送はオリジナルとは呼べません。小説はもう24年もオリジナルであり続けているのに、映画がオリジナルでいられるのは映画館で上映している期間だけです。現代の映画観客だけが体験できる幸運を逃さず、ぜひ『ノルウェイの森』をご覧ください。何度観ても傑作です。原作を読んでいない方でも十分楽しめます。映画をご覧になった後は原作にも挑戦してみてください。『1Q84』ほどの大長篇ではありません。ところで、誰か『1Q84』を映画化しないかな。いま映画化したら、大ヒットすると思うんですよ。あの原作3冊を読むのは結構大変でしたから。三部作になっても映画化すれば400~500万人は観ると思うんだけどなあ。

 さて、今週末から始まる『トロン』は、映像は本格3D、音響はドルビーサラウンド7.1と、2010年のいまの最先端映画です。スタイリッシュで、とってもおしゃれな映画です。

 『バーレスク』はクリスティーナ・アギレラの歌声主役の本格的ミュージカルです。ストーリー展開のスピーディーさ、小気味よさ、アギレラの歌声に感動しながら楽しめます。

 フォーラム東根、開業から約1ヶ月が経ちました。スタートの成績はほぼ目標通りです。さらに認知度を高めていけば、今の50%増し、100%増しの入場者を目指すことも可能です。来年の今頃は、『武士の家計簿』『ノルウェイの森』クラスの映画は、全国と同時ロードショーが可能となっているはずです。フォーラム東根で映画を観る人が増えれば実現は早くなります。豊かな映画状況を作るのは、観客の力です。ますますのご支援をお願い申し上げます。

(フォーラムネットワーク 代表 長澤裕二)