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メッセージ from フォーラム

「太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―」は衝撃の映画です。

2011.1.1

 「太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―」は衝撃の映画です。昭和19年、サイパン島守備隊の日本軍が玉砕した後、生き残った日本兵を指揮して、上陸してきたアメリカ軍と戦いつづけ、その戦い方が神出鬼没で、フォックスと恐れられた男、大場大尉。こんな日本人がいたという歴史的事実はほとんど知られていないし、またこのことを伝える本を著したのが、このとき戦ったアメリカ軍人というのも奇縁です。その原作本の日本版タイトルは『タッポーチョ「敵ながら天晴れ!」大場隊の512日』。アメリカ版のタイトルが "Oba, The Last Samurai, Saipan 1944‐45"。反戦でも好戦でもなく、時代の中でポンと戦場にほうり込まれ、死ぬことではなく、生きて戦いつづけることを選択した男の誇りある戦いの生き方。こんなすごい日本人がたくさんいたことを、そして多くは死んでいったことを、現代の日本人はみんな忘れている。感動の映画です。

 「ソーシャル・ネットワーク」がゴールデングローブ賞作品賞を受賞しました。誰が見てもわかるという、やさしい娯楽映画ではありませんが、是非挑戦してみて下さい。チュニジアの政変の背後にソーシャル・ネットワークがある、なんてニュースを見ると、この映画を見ないわけには行きません。今、世界で何が起こっているか、少し見えてきます。

 「ウォール・ストリート」も決してわかりやすい映画ではありませんが、リーマン・ショックが起こる時代背景が見えたような気がします。中国が世界第2位の経済大国になって、米中接近のニュースが流れてきます。世界経済はますます複雑になって、私たちの生活にも大波を送ってきます。経営者必見の映画かと思います。

 「ザ・タウン」は山形県内2スクリーンの小規模公開ですが、しみじみと、いい映画です。銀行強盗が親から引き継ぐ職業みたいなふるさとの街(タウン)で暮らす若者たち。ハラハラしながら、やるせなく、せつない映画です。

 「442日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」は、日米開戦後、アメリカの日系人が収容所に入れられたりした中で、志願してヨーロッパ戦線で戦った日系人のドキュメンタリーです。ハワイ出身の兵士と、収容所出身の兵士がことごとく対立するので、全員で日系人収容所を見学したら、その対立がピタリとおさまったというエピソードは、アメリカ本土の日系人がいかにひどい目にあったかを物語る証拠です。ぜひご覧下さい。

(フォーラムネットワーク 代表 長澤裕二)