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メッセージ from フォーラム

映画は映画館で観てこそ映画です

2012.1.1

 2012年、明けましておめでとうございます。

 昨年は3.11東日本大震災、福島原発事故と、大変な1年でした。心にゆとりがないと、なかなか映画を見る気にもなれないようで、映画界は昨年1年間、前年比80%という、かつてない不況に見舞われました。この落ち込みは、作品に恵まれなかったからとか、震災や原発事故といった、単年度的な落ち込みというより、構造的な変化なのではないかと、懸念しています。

 最近公開された『ステキな金縛り』や、お正月一番の大作『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』も、もっともっと大ヒットしていいはずの作品なのに、伸び方が足りない感じがします。本物の映画は、本物の映画館でこそ、映画です。『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』のような本物を、半年後にDVDで初めて観ると、必ず後悔します。『アバター』をいくら3Dテレビで見ても、あの感動は絶対ありません。本物を映画館で体感する、このことの大切さを、きちんとクチコミで伝えるのが、映画を深く愛するもののつとめです。映画ファン、そしてフォーラムファンのみなさん。あなたが感動した映画の素晴らしさを、もっともっと、まわりの方々に熱く語って下さい。

 1月21日公開の『ALWAYS三丁目の夕日'64』は折り紙付きの感動作です。オープニングの3D映像はおすすめですが、思いっきり泣きたい人には3Dメガネがじゃまかも知れません。2D版も上映します。どちらもデジタル上映です。お正月の不振を、この映画で取り返したいと思っています。

 『ドラゴン・タトゥーの女』が三部作でハリウッド版リメイクされ ます。オリジナル・スウェーデン版を見送った方も、今回はぜひ挑戦してみてください。今回は、試写がたったの2回しかないので、私も劇場で見ることになります。全米公開より10日早く、日本公開されます。

 クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演の 『J・エドガー』が、東北地区は同発プリントの割り当てがなく、3月以降の公開になりました。力作です。アカデミー賞も有力候補です。遅れての公開になりますが、しばらくお待ちください。そして必ず観てください。

 園子温監督の『ヒミズ』も2順目の公開になります。『愛のむきだし』以来の衝撃作です。染谷将太、二階堂ふみのヴェネチア・ダブル受賞も納得の傑作ですが、それ以上の衝撃作であることを覚悟してご覧ください。

 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という少し長いタイトルの映画は、9.11同時多発テロを背景にした感動の映画です。こういう映画こそ映画ファンのクチコミの力で大ヒットさせたいものだと思います。是非早めにご覧になって、熱く語って下さい。

 『ヒューゴの不思議な発明』は子ども向けの映画ではありません。 マーティン・スコセッシ監督が、映画ファンのために作った3Dファンタジーです。映画の黎明期、ジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』のシーンもたびたび登場します。『ヒューゴ…』を観ると、『月世界旅行』をもう一度きちんと観たくなります。フォーラムの大スクリーンで見られるよう、計画を進めています。ご期待ください。

 さていよいよアカデミー賞のシーズンです。作品賞のノミネートがとても楽しみです。 メッセージ・フロム・フォーラム、しばらくお休みいただきましたが、頑張って続けていきたいと思います。

(フォーラムネットワーク 代表 長澤裕二)