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『アナと雪の女王』歴代3位の中身?

2014.6.1

 3月14日から始まった『アナと雪の女王』が、16週連続で第1位という連続ヒットを続け、日本全国の興収がついに242億円に達しました。これは『千と千尋の神隠し』の304億円、『タイタニック』の262億円に次ぐ、歴代第3位の成績です。7月中旬にはDVD、ブルーレイが発売されますが、歴代第2位の『タイタニック』にどれだけ迫れるか、注目されるところです。

 山形県内は全体で12万人余りと、県民の約1割の方が観ている計算になりますが、日本全国に占めるシェアは0.61%と、人口が全国の1%近い中では少し残念な数字です。村山地区は激戦を反映して、4サイトの合計で約7万人。やはり村山・最上地区の約1割の方が観ている計算にはなりますが、トップのソラリスでも2万人余りで、あまりに長期間に分散してしまって、歴代3位!という実感は現場的にはあまり感じられません。山形が映画の街というのは、多様な映画が観やすいという環境が素晴らしいのであって、山形県民がたくさん映画を観ているわけではないことを、数字の上で証明する結果となりました。

 『アナと雪の女王』が話題になっているので観にいったけど、日曜日なのに50人くらいしかいなかったよ、というのが現実では、ワクワクするような混雑感はありません。多すぎるスクリーン数、座席数が、山形の人々から、混みあった中でワクワクしながら映画と出会う楽しみを奪ってしまったような気がします。ちなみに宮城県は6サイトで全国シェア1.78%。岩手県は3サイトで0.55%。山形県は6サイトで0.61%ですから、1サイト当たりのシェアは山形がダントツに低くなります。この混雑感のなさが、山形の映画興行をさらに低調にしてしまうのではないかと心配です。

 まだご覧になっていない方は、アニメだからとバカにしないで『アナと雪の女王』まずご覧ください。なぜ「社会現象」と言われるほど皆さんの心を捉えたのかが、きっとわかるはずです。 さて、いよいよ夏休み映画が始まります。ディズニー映画の『アナと雪の女王』の快進撃にストップをかけるのは、同じディズニーの『マレフィセント』なのか、7月19日からのジブリ作品『思い出のマーニー』なのか、はたまた7月25日からの日本原作、ハリウッド発の『GODZILLA』なのか? いずれも粒ぞろいの名作です。

 フォーラム30周年を記念して、オープン上映作品『ひまわり』を35㎜ニュープリントで上映します。常連の皆様の「ファンのつどい」として、ささやかなプレゼントもご用意いたします。ぜひ前売券をお求めのうえ、お越しください。

2014年6月30日
(フォーラムネットワーク 代表 長澤裕二)