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メッセージ from フォーラム

『マエストロ!』と『アメリカン・スナイパー』

2015.1.1

 2015年、あけましておめでとうございます。

 今年のお正月は感動作が多くてうれしく思っているうちに終わりに近づいてきました。おかげさまで『フューリー』『インターステラ―』『ゴーン・ガール』の3本とも、10億円前後のヒットとなり、『バンクーバーの朝日』は20億円近い大ヒットになりました。 ファミリー・ピクチャーは『ベイマックス』『映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』の2本が圧倒的な強さで、どちらも7~80億円の超ヒットになりました。 山形地区は激戦で目減りした分を補うように、『劇場版 PSYCHO-PASS』が大ヒットしたり、ライブビューイングがにぎわったりで助けられました。

 さて、2月こそ感動の季節です。去年から推し続けている、『6才のボクが、大人になるまで。』がいよいよ始まります。先日発表されたゴールデングローブ賞では、ドラマ部門の作品賞を受賞し、アカデミー賞でもしっかり作品賞にノミネートされました。一本の上映素材でフォーラム7地区で順次上映しますが、1地区の上映期間は短くなります。お見逃しのないようご注意ください。DVDではなかなか体感しにくい世界観です。ぜひともスクリーンで!

 同じく1月31日から始まる『マエストロ!』は、解散に追い込まれた管弦楽団を再生させようと仕掛けた指揮者(マエストロ)のお話ですが、音楽の世界なんて全く知らない私でも大感動でした。昨年の『超高速!参勤交代』以上の大ヒット企画です。先日、フォーラム山形で実施した業務試写では、音楽好きな方々にも、プロの演奏家の方々にもすこぶる評判のいい大傑作です。もちろん、音楽と無縁な方々にもおすすめ出来る感動作です。

 アカデミー作品賞にノミネートされた作品の中で、先週試写を観ることができたのが、クリント・イーストウッド監督作品『アメリカン・スナイパー』です。予告編の、この母子はゲリラなのか?、善良な一般市民なのか?というようなギリギリの判断を観客に強いるような映画ならイヤだな、という予感は杞憂でした。むしろ、戦場で戦い抜ける兵士の感覚のまま、一般市民生活に戻れるのか?、ということの方がこの映画のテーマでした。「米軍史上最多、160人を射殺した、一人のやさしい父親。」実在の伝説のスナイパー、クリス・カイルの実話です。戦場は狂気の世界です。そこで英雄的な活躍ができる人が、はたして普通の市民生活に戻れるのか? そして、国民を戦場に送ってはならないという、強烈なメッセージが込められた、84歳のクリント・イーストウッドの最後の遺言のような映画です。ラスト、クレジット・タイトルの無音に圧倒されます。

 アカデミー作品賞、獲っても獲らなくても『アメリカン・スナイパー』は記憶に残すべき映画です。2月21日より全国200館、フォーラムは6地区で同発上映します。ぜひご覧ください。

2015年1月20日
(フォーラムネットワーク 代表 長澤裕二)