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2019.11.24

『蜜蜂と遠雷』人間の精神はどこまでの高みに到達できるのか。

FORUM SELECTION

 

蜜蜂と遠雷-01 

 

 

 

 2017年に、直木賞と本屋大賞の史上初のW受賞という快挙を達成したベストセラー小説『蜜蜂と遠雷』が、遂に映画化されました。著者の恩田陸氏は、映画化は無謀と考えていたそうです。その理由は、この小説が最初から最後まで国際ピアノコンクールを描いているためです。小説では、読む人が文章から音楽を想像するしかありません。その分、読み手の頭の中には、今まで聴いたことのないような美しい音や、圧倒的に素晴らしい演奏が鳴り響きます。映画化にあたっては、それを実際の音楽として表現しなければなりません。しかし、これが驚くべき説得力を持つ傑作となって私たちの前に現れました。

 

 

蜜蜂と遠雷-02 

 

 

 見事に映画化を成功させた石川慶監督は、なんと今作が2作目です。前作『愚行録』(2017年)は、初監督とは思えない完成度と深みで、多くの映画ファンに強い印象を残しました。ポーランド映画大学で学んだ異色の経歴の持ち主ですが、前作に引き続きポーランド時代の盟友である撮影監督ピオトル・ニエミイスキとタッグを組み、ピアノコンクールというスリリングな状況をエモーショナルに体験できる映像を作り上げています。

 

 

蜜蜂と遠雷-03 

 

 

 『愚行録』には、一癖も二癖もある人物ばかり出てきましたが、この映画には悪人が出てきません。そんな映画にドラマが生まれるのか、という心配はご無用です。人間の精神はどこまでの高みに到達できるのか、観ている側が天上に引き上げられる不思議な体験ができます。それを実現したのがメインキャラクターを演じた4人の若手の名優と、実際の演奏を担当した才能ある4人のピアニストです。特に、松岡茉優の演技は天才そのもの。『勝手にふるえてろ』(2017年)でもキレッキレの演技を披露していましたが、今作では一転して極端に無口な役ながら、稀代のカリスマ性を遺憾なく発揮しています。感情を押し殺した先にある幽かな微笑みと感情の爆発。きっと虜になること間違いありません。ぜひご覧ください。

 

 

 (フォーラムシネマネットワーク番組編成 長澤 純)

 

作品詳細はこちら

(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

 

 

 

 

 

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