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2019.1.13

インドの変革するエネルギーを全身で体感できる『パッドマン 5億人の女性を救った男』

FORUM SELECTION

 

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 人口13億人を有する大国インドでは、古い身分制度(カースト)や性差別に対する変革が進んでいます。しかし、まだまだ女性の地位は低く、カースト差別が禁止されて50年以上がたっているのにも関わらず、異なるカースト同士で結婚した女性を、兄弟や叔父が“名誉殺人”するという信じられない事件がいくつか報道されています。また、女性への暴行事件もたびたび起こっています。そんな状況に一筋の希望をもたらす映画がインドで大ヒットし、日本でも公開されることになりました。

 

 

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 映画を観て驚いたのは、インドでは女性が生理になると「穢れた存在」として扱われ、家の中で寝ることができないこと、また生理用ナプキンが55ルピー(1,100円)と高価すぎて買うことができず、清潔とは言えない古布を使っていること。主人公ラクシュミは、妻の健康が心配で、安価なナプキンを作ろうと試みますが、ただ単に安く生理用品が買えるようになっただけではなく、ある理由から女性の地位向上につながっていくというのが素晴らしく、予想を超える展開を迎えます。これが実話なのだから驚きです。まさに「事実は小説より奇なり」です。

 

 

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 また、ラクシュミの笑顔と純粋さ、学歴がなくてもひたむきに研究を重ねる一途さが、この映画のもう一つの魅力となっています。たとえ親族や友人たちから見放されても、捨てる神あれば拾う神ありで、様々な人々との出会いや助けを得て、着実に前に進んでいきます。女性だけではなく、男性が観ても、人の善意に助けられながら前進していく物語には爽快さを感じると思います。

 

 映画で世界に革命を起こすことはできなくても、少しずつ世界をより良くする力がある、そんなことを感じました。インドだけではなく、世界中で大ヒットしてほしいと願わずにはいられません。ぜひご覧ください。

 

 (フォーラムシネマネットワーク番組編成 長澤 純)

 

 

 

 

 

 

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