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2019.6.27

『ベン・イズ・バック』
初めから終わりまで無駄のない見事さ、驚きの1本。

FORUM SELECTION

 

ベン・イズ・バック-01 

 

 

 

日本では、若者の死因でもっとも多いのが自殺であることが社会問題になっていますが、アメリカでは薬物の過剰摂取(オーバードーズ)がもっとも多いと言われています。自殺もオーバードーズも原因は一種のうつ状態から起こると考えると、誰の身にも起こりうる危険のように感じられます。

 

 

ベン・イズ・バック-02 

 

 

 この映画は、薬物依存と戦う息子を救おうとする母親の物語です。監督のピーター・ヘッジズは、自分の家族がアルコールと薬物依存に苦しみ、回復した者もいれば、命を落とした者もいるという、つらい体験をもとにみずから脚本を書きました。家族の中に、一人でも心が弱って苦しむ者がいれば、どれだけ家族全員に影響を及ぼすかを描いています。

 

 

ベン・イズ・バック-03 

 

 

 設定を見て、ひたすらつらい内容かと覚悟して試写に行きましたが、それを飛び越えて予想外の境地に達した奇蹟の映画でした。冒頭からただならぬ雰囲気があり、19歳の息子ベンが家に戻ってきたときの家族の様子がどこかおかしく、ミステリーの要素が出てきます。徐々に過去が明らかになるという構図は『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を思い起こさせます。初めから終わりまで息もつかせず一気にたたみかける見事な1本です。

 

 

 母ホリーをオスカー女優のジュリア・ロバーツが演じており、キャリア最高峰の演技と絶賛されています。過去の度重なる失敗から息子を信じることができない気持ちと、立ち直ることを信じて救いたい気持ちとの葛藤が、観る者の心を締め付けます。息子ベンを演じるルーカス・ヘッジズは監督の実子ですが、既に『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でオスカー候補になっている実力派です。脇を固める俳優陣も最高の演技で応え、本年を代表する素晴らしい映画となりました。ぜひご覧ください。

 

 

 (フォーラムシネマネットワーク番組編成 長澤 純)

 

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