メッセージ from フォーラム
この春は娯楽映画三昧生活をお楽しみください
2018.3.21
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『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』を先月紹介しましたが、この映画の始まる3月30日(金)は今年の映画界の特異日です。この日、TOHOシネマズ日比谷という映画館がオープンするので、普通ならありえないほど強力な映画がこの日一斉にスタートするのです。
『トレイン・ミッション』はリーアム・ニーソン主演のサスペンス・アクションですが、「何で?何で?」という疑問の洪水の中にグイグイ巻き込まれていきます。まさに手に汗握る面白さで楽しめます。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』はハリウッド製ではないスペースSFアクション映画ですが、ここまで新しい宇宙体験ができるとは予測できませんでした。監督はあのリュック・ベッソンですから、予測外というのも失礼な話です。文句なしに楽しめます。
『レッド・スパロー』はハリウッド製の女性スパイを主人公にした映画ですが、水準以上の大娯楽作品です。こちらも予想をはるかに超えるキャラクター設定とストーリーでグイグイ引き込まれていきます。
こんなに満足度の高い映画が大挙して登場することもめったにありません。映画ファンの皆さん、ぜひぜひたくさんご覧ください。
翌週4月6日(金)から始まる『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』も20年前の前作とは全く時代の違う設定で、しかもゲームの中の世界のお話になっていて、予想外の展開に誰もが楽しめる映画に仕上がっています。ゲームの世界を取り入れることで映画が格段に進化したことの”見本”のような映画です。
4月20日(金)からスタートの『レディ・プレイヤー1』はVR(仮想現実)の世界が現実世界を侵略するというSF映画ですが、かつてない映像表現で、その監督があのベテラン、スティーヴン・スピルバーグというのも驚きです。上映サイトが少ないので先月触れませんでしたが、『15時17分、パリ行き』のクリント・イーストウッド監督も80歳を超えた今も現役でとてもいい映画を作り続けていますし、ベテランたちがとにかくいい仕事をしています。それにしても『レディ・プレイヤー1』の想像を絶する映像世界を、スピルバーグが創り出したというのはやっぱり驚きです。どこまで怪物なんだ!
今月は娯楽映画ばかり取り上げてしまいましたが、アカデミー賞作品賞、監督賞ほか4冠に輝いた『シェイプ・オブ・ウォーター』は全地区で上映中ですし、那須塩原、東根では『スリー・ビルボード』の上映も始まります。『リメンバー・ミー』と『映画ドラえもん のび太の宝島』が1,2位を争う大ヒットスタートとなっていますし、感動深きアート系・ミニシアター系の映画群も絶賛上映中です。
私は最近、6月から上映される映画の試写を観る機会が多いのですが、かなりいい映画が多くて充実した生活を送っています。桜の開花の便りもちらほら聞こえてきましたが、この春も映画生活をしっかりお楽しみください。この先もいい映画がたくさん待機中ですよ。
2018.3.21
フォーラムシネマネットワーク 代表 長澤裕二
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