メッセージ from フォーラム
夏後半、『インクレディブル・ファミリー』と『ミッション:インポッシブル フォールアウト』そして『ウインド・リバー』『カメラを止めるな!』
2018.7.25
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今年は暑い!そして映画も熱い!『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』と『ジュラシック・ワールド 炎の王国』が期待通りの大ヒットスタートを切りました。さて8月の期待作は1日(水)公開の『インクレディブル・ファミリー』と3日(金)公開『ミッション:インポッシブル フォールアウト』でしょうか。ハリウッドは映画の才能を世界中に求め、脚本を練り上げるので、完璧な映画が生まれやすいのですが、この2本の面白さは保証します!対する日本映画は、個人の才能で対抗することになるのですが、細田守監督の『未来のミライ』は子育て映画という、かつてないテーマに踏み込みながらしっかりと『インクレディブル・ファミリー』に対抗しています。この2本しっかり観較べてください!
『ミッション:インポッシブル フォールアウト』に対抗する日本映画は7月27日(金)公開の『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』ということになるでしょうが、制作の規模があまりに違うので比較するのは酷というものです。私は『コード・ブルー』は未見なので判断は観客のみなさんにお任せします。
8月中旬はワーナーの2作、10日(金)に『オーシャンズ8』と17日(金)に『銀魂2 掟は破るためにこそある』が登場しますが、『銀魂2』の試写は8月に入ってから。昔は洋画専門の会社だったワーナーが夏に2本も日本映画を出すなんて、とても不思議な感じです。
8月末は、24日(金)から『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』と『検察側の罪人』。この2本は試写を観ていますが、どちらも力作です。夏の締めくくりにふさわしい日米代表かと思います。この夏の最大ヒットがどれになるかまだわかりませんが“熱い夏”はまだまだ続きます。
熱い映画ファンの方々に特に注目していただきたい映画が2本あります。1本目は『ウインド・リバー』です。雪深いネイティブ・アメリカンの保留地で、なぜ18歳の少女が殺されたか?ネイティブ・アメリカンの残酷な現実=真実が描かれます。7月27日(金)からの同発スタートは、仙台・山形の2地区のみですが、9月上旬には他の地区でも上映が始まります。決して心やさしい映画ではありませんが、この夏必見の重い傑作です。
もう1本は東京で公開が始まってから毎日満席続きという、信じられないくらいの大ヒット!(とは言っても小さな映画館です。)を続けている『カメラを止めるな!』です。若いスタッフたちは“サンプル”試写を観ているのですが、私はスクリーンで観たい!とまだ観ていません。お盆に山形のスクリーンで観るつもりです。
2018.7.25
フォーラムシネマネットワーク 代表 長澤裕二
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