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2019.3.12

3/1(金)第91回アカデミー賞 作品賞他3部門受賞!『グリーンブック』

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名優2人が温かな化学反応を巻き起こす『グリーンブック』

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 待望の『グリーンブック』がいよいよ公開の時を迎えます。「映画の8割は脚本で決まる」と言ったのはビリー・ワイルダー監督だそうですが、実はこの作品が完成前に脚本だけでプリセールにかけられていた頃には、日本各社の買付け担当者は「よくあるストーリーだ」とスルーした人が多かったとか。しかし、いざふたを開ければ映画の出来栄えは想像以上で大絶賛の大ヒット、本年度の賞レースを席巻することになりました。

 

 

グリーンブック-02 

 

 

 舞台は60年代アメリカ。エリート教育を受けた黒人の天才ピアニスト、ドン・シャーリーは、まだ人種差別が合法だった南部でのコンサートツアーを計画します。2か月に渡る旅の運転手兼用心棒として雇われたのは、下町育ちで無学だが頼りになると評判のトニー・リップ。行く先々でシャーリーを待ち受ける困難を、トニーが持ち前の知恵と腕っぷしで解決していくのですが、徐々に距離を縮める2人の関係性がとにかく絶妙で目が離せません。威厳と品格、そして孤独をまとったシャーリーを演じたのは、『ムーンライト』での圧倒的な存在感が記憶に新しいマハーシャラ・アリ。その佇まいからは温かさや悲しみのようなものもにじみ出ていて、複雑で魅力的なキャラクターです。そして個性派俳優のヴィゴ・モーテンセンが、ちょっとお調子者だけどカリスマ性のあるトニーを、14キロ増量して見事に体現。この2人の掛け合いが大きな見どころのひとつです。

 

 

グリーンブック-03 

 

 

 また、これが実話だというから驚きです。製作・共同脚本のニック・バレロンガは、父であるトニーから南部ツアーの話を聞いて以来いつか映画化したいと思いながら、50年以上も企画を温め続けてきました。劇中には様々なエピソードが登場しますが、中には素晴らしすぎて信じてもらえないものもあったとか。監督はコメディの名手、ファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー。日本でも大ヒットした代表作の『メリーに首ったけ』(98年)は、いまだに題名を聞くだけでお下劣なギャグを思い出して吹き出してしまうような強烈な映画でしたが、本作では下ネタを封印して念願の人間ドラマで新境地を拓きました。偶然人づてに聞いたこの話に魅了されて、ニックと共同脚本も務めています。

 

 

 実際にシャーリーとトニーの友情は一生涯続いたそうです。2人の名優が奇跡のようなストーリーに命を吹き込み、世界中の観客が心温まる感動に包まれています。ぜひご覧ください。

 

 

 (フォーラムシネマネットワーク番組編成 長澤 綾)

 


 

 第91回アカデミー賞 作品賞・助演男優賞(マハーシャラ・アリ)・脚本賞3部門受賞!

『グリーンブック』

 

 

 

 

 

 

 

 

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