舞台は山梨県の障害福祉サービス事業所「みらいファーム」。ラジオ体操をして、仕事をして、お昼休憩を挟み、また仕事をする。繰り返される日々に目を凝らし、仕事に取り組むさまを見つめていると、花を世話する、絵を描く、布を織る、その手つきに確かに「その人らしさ」が現れてくる―。『東京自転車節』の青柳拓監督が障害者福祉施設に集う愛すべき人々の日常を丁寧に写し取り、カメラに映るすべてを優しく力強く肯定したドキュメンタリー。