2016年、PKO (国連平和維持活動) のため南スーダンに派遣された⾃衛官の島⽥東介。ある⽇、部隊が現地傭兵との銃撃戦に巻き込まれ、同期の古川は凶弾に倒れ、島⽥は少年兵を射殺。この前代未聞の “戦闘” は、政府によって隠蔽されてしまう。それから2年後、島⽥は闇の武器ビジネスに加わりながら、花⽕⼯場の仕事に就く。親⽅の与⼀や仲間の職⼈たち、与⼀の娘に⽀えられ、⼼に負った傷を少しずつ癒していく島田。花火師の道に一筋の光を⾒出した矢先、島田に過去の闇が迫る…。実際の報道に着想を得た “平和国家” の暗部に斬り込む衝撃作。