くるみ割り人形/英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25The Nutcracker
(C) 2015 ROH. Photograph by Tristram Kenton
昨年大好評につき、今年も再上映が決定!!喜びと幸せに満ちた、誰もが愛するクリスマスの物語
クリスマスの時期に世界中で上演される『くるみ割り人形』の中でも、決定版とも称される英国ロイヤル・バレエのピーター・ライト版『くるみ割り人形』。チャイコフスキーの甘美な旋律に乗せて、魔法のように大きくなるクリスマス・ツリーや、ねずみたちとの戦い、美しい雪の精たち、そしてお菓子の国で繰り広げられる華やかな宴といった見どころが満載。ロイヤル・バレエでは570 回以上の上演を誇り、愛され続けている本作が、昨年の大好評を受けて今年も再上映することが決定した。本作の冒頭では、プリンシパルのマリアネラ・ニュネスが登場し、「バレエを初めて見る方にも最も適した作品です」と本作の魅力を解説している。
金平糖の精役を演じるのは、2019年のシネマで上映された『くるみ割り人形』でクララを演じ、2021年にはプリンシパルに昇進した若手ダンサーのアナ・ローズ・オサリヴァン。彼女はクララ役で見せた愛らしさをそのままに、エレガントでクリアな踊り、豊かな音楽性、磨き抜かれたテクニックで観客を魅了する。王子役には、『赤い薔薇ソースの伝説』での情熱的な演技が印象的だったマルセリーノ・サンベ。彼は2019年の『くるみ割り人形』でオサリヴァンを相手にハンス・ピーター/くるみ割り人形を演じている。二人はロイヤル・バレエ・スクールの同級生であり、今までも多くの共演を重ねてきた仲でもある。流麗なリフトや息の合ったパ・ド・ドゥなど、盤石なパートナーシップを感じさせる。また、サンベのしなやかで弾むような跳躍は「ゴム毬のよう」だと評されるほど魅力的だ。
日本人ダンサーのロイヤル・バレエでの活躍も観られるのが、このシネマシーズンの楽しみの一つ。2022年に続き金平糖の精役を別公演で演じ、2024年春には『白鳥の湖』のオデット/オディール役のデビューも果たした佐々木万璃子は1幕でヴィヴァンデール役、そして2幕では花のワルツのリードを優雅に踊っている。中尾太亮はロシアの踊りでダイナミックな跳躍を披露し、五十嵐大地は魔術師ドロッセルマイヤーのアシスタント役を演じている。この二人は別公演でハンス・ピーター役にも抜擢されており、いずれも注目の存在。3人とも今後のさらなる躍進が期待されている。
ロイヤル・バレエならではの華やかでワクワクが詰まったクリスマスの魔法のプレゼントを、ぜひ受け取っていただきたい。
ストーリー
手品師で発明家のドロッセルマイヤーは、王室でねずみをやっつける罠を発明したが、ねずみの女王は復讐のために彼の甥ハンス・ピーターに呪いをかけ、くるみ割り人形の姿に変えてしまった。呪いを解くためには、くるみ割り人形がねずみの王様を倒し、そして外見に関わらず彼を愛してくれる娘が現れなければならない。
シュタルバウム家のクリスマス・パーティに招かれたドロッセルマイヤーは、この家の娘クララにくるみ割り人形を贈る。夜中に目覚めたクララは、ドロッセルマイヤーによっ て魔法の世界に招かれ、ねずみの王様とおもちゃの兵隊たちの戦いを目撃する。クララの助けによりねずみの王様が倒され、くるみ割り人形の魔法が解かれてハンス・ピーターの姿に戻る。クララとハンス・ピーターは雪の王国へと旅し、さらにドロッセルマイヤーに導かれてお菓子の国へ行き、金平糖の精や王子に出会う。クララの勇敢さによって救われたとハンス・ピーターは金平糖の精に伝え、ドロッセルマイヤーはお礼として美しく賑やかな祝宴を二人に贈る。夢から醒めたクララは外に出ると、通りがかった見覚えのある若者と一瞬視線を交わす。そしてドロッセルマイヤーの部屋に、ハンス・ピーターが元の姿で帰ってきて二人は喜びに包まれる。
鑑賞料金:一般3,700円 / 学生2,500円
予告編
※予告編をご覧いただけます。
- 【公開日】
- 2025年2月7日
- 【上映時間】
- 127分
- 【上映期間】
- 2/7(金)~2/13(木)
- 【公開日】
- 2025年2月7日
- 【上映時間】
- 127分
- 【上映期間】
- 2/7(金)~2/13(木)