ワルキューレ/英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25Die Walküre
(C) 2024 Sebastian Nevols
リヒャルト・ワーグナーによる新プロダクションで大注目の四部作『ニーベルングの指環』 最も人気の高い第二作『ワルキューレ』がついに登場!
英国ロイヤル・オペラでは2023年、実に19年ぶりとなるワーグナーの四部作『ニーベルングの指環』 (リング・シリーズ) が、序夜《ラインの黄金》でスタート。アントニオ・パッパーノ指揮、バリー・コスキー演出のニュー・プロダクションとして上演された。この舞台は、現代社会への警鐘として強烈なメッセージを放つコスキー演出が大きな話題を呼んだ。
今回は、全四作の中でも物語の核となり、最も人気の高い第二作《ワルキューレ》がついに登場。コスキーは、自身の生まれ故郷オーストラリアで発生した悲惨な山火事の光景を舞台に反映させた。真っ黒に焼け炭化した運命の木トネリコは痛ましく、神々の長・ヴォータンの娘である戦乙女 (ワルキューレ) たちが集める死せる勇者たちも、同様に無惨な姿で描かれる。また《ラインの黄金》に象徴的に登場した全裸の老女――大地の女神エルダ (歌手とは別に俳優が演じた) も、今作で歌う場面こそないが、痛めつけられた大地の象徴として、また狂言回しのような存在として随所に登場する。
この新《ワルキューレ》には理想的なキャストが揃った。ヴォータン役は前作に続きクリストファー・モルトマンが務め、苦悩する神を見事に演じる。ジークムント役のスタニスラス・ド・バルベラク、ジークリンデ役のナタリア・ロマニウは、悲劇の中に陶酔的な音色を響かせ、ブリュンヒルデ役のエリザベート・ストリードは若々しい演技と卓越した音楽性で高く評価された。さらに、パッパーノ渾身の指揮による名場面「ワルキューレの騎行」も聴き逃せない。
鑑賞料金:一般5,200円 / 学生3,700円
予告編
※予告編をご覧いただけます。
- 【公開日】
- 2025年9月5日
- 【上映時間】
- 311分
- 【音楽・台本】
- リヒャルト・ワーグナー
- 【出演】
- クリストファー・モルトマン/エリザベート・ストリード
- 【上映期間】
- 9/5(金)~9/11(木)
- 【公開日】
- 2025年9月5日
- 【上映時間】
- 311分
- 【音楽・台本】
- リヒャルト・ワーグナー
- 【出演】
- クリストファー・モルトマン/エリザベート・ストリード
- 【上映期間】
- 9/5(金)~9/11(木)