カンザス州1981年の夏、リトルリーグのチームメイトである8歳の少年ブライアンとニールは、常習的に幼い子供への性加害を行なっていた一人の “コーチ” によって人生を狂わされる。精神的ショックから記憶を失い、トラウマの後遺症にさいなまれるブライアンは、宇宙人に誘拐されたために記憶を失ったのだと思い込むようになる。一方、自らのセクシャリティに気づいていたニールは、 “コーチ” と8歳の自分の間にあったものは「愛」だと信じ、彼の影を追い求めて年上の男たちを相手に体を売りながら生きていく…。

当時23歳でブレイク前のジョセフ・ゴードン＝レヴィットと、今や『ブルータリスト』などの監督として名を轟かせるブラディ・コーベットが競演。幼少期に心の傷を負った少年たちの行く末を描いた比類なき青春映画の傑作が、製作から20年を経てついに日本劇場初公開。