累計販売数180万部を突破し多くの共感を得たヤマシタトモコの傑作コミックが待望の映画化！

両親を交通事故で亡くした15歳の朝。呆然としたまま葬式に参列する彼女に、親戚たちは心ない言葉をぶつける。そんななか伯母の槇生は「あなたを愛せるかどうかはわからない。でも決してあなたを踏みにじらない」と啖呵を切り、誰も引き取ろうとしない朝を勢いで引き取ることに。こうしてほぼ初対面のふたりの、少しぎこちない同居生活がはじまった。人見知りで片付けが苦手な小説家の槙生は、人懐っこく素直な性格の朝にとって初めて見るタイプの大人だった。対照的なふたりの生活は戸惑いの連続だが、それでも少しずつ確かにふたりの距離は近付いていた。だがある日、朝は槙生が隠しごとをしていることを知り、それまでの想いがあふれ出て衝突してしまう――。