ある街に風に吹かれて一人の白髪の女性アンジーがやってきた。自らをお尋ね者だと名乗るアンジーは、いわくつきの物件を借り、そこにBARを開く。様々な問題を胸に抱えながら日々を懸命に生きる街の人たちは、アンジーと出会い、他人に左右されない凛とした生きざまに触れて、まるで魔法にかけられたかのように自分らしく変わっていくのだった…。アンジーは一体何者なのか。そして町の人たちが見つけていく自分とは。不条理に負けないアンジーに元気をもらえ温かくなる、痛快おとぎ話の幕が開く！