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2023.3.25
『REVOLUTION+1』足立正生監督、タモト清嵐さん舞台挨拶
何不自由ない生活を送っていた達也だが、父の自殺で状況は一変、母は統一教会に入信し、遂には自己破産し家族はバラバラになる。全てを失った元凶である統一教会への復讐を誓い、達也は改造銃を作り続けるが…。安倍晋三元首相暗殺犯の山上徹也容疑者をモデルに描いた問題作。
【日時】3/25(土)14:30の回上映後
【ご登壇】足立正生監督 タモト清嵐さん 小林三四郎さん (太秦 代表)
【プロフィール】
足立正生 監督・脚本
(あだち まさお)
1939年生まれ。日本大学芸術学部映画学科在学中に自主制作した『鎖陰』で一躍脚光を浴びる。大学中退後、若松孝二の独立プロダクションに加わり、性と革命を主題にした前衛的なピンク映画の脚本を量産する。監督としても1966年に『堕胎』で商業デビュー。1971年にカンヌ映画祭の帰路、故若松孝二監督とパレスチナへ渡り、パレスチナ解放人民戦線のゲリラ隊に加わり共闘しつつ、パレスチナゲリラの日常を描いた『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』を撮影・製作。1974年重信房子率いる日本赤軍に合流、国際指名手配される。1997年にはレバノン・ルミエ刑務所にて逮捕抑留。2000年3月刑期満了、身柄を日本へ強制送還。2007年、赤軍メンバーの岡本公三をモデルに描いた『幽閉者 テロリスト』で35年ぶりにメガホンを取り、日本での創作活動を再開。そして2015年、監督復帰2作目がカフカの短編小説を基にした『断食芸人』で、韓国の光州市民が蜂起して最後の拠点とした県庁舎跡地に新設された光州美術館の柿落としに公開され、日本全国で上映された。また、第45回ロッテルダム国際映画祭 (2016年1月27日~2月7日開催) のディープフォーカス部門に正式出品され、同映画祭では、足立監督の特集上映 (旧作6本) も行われ、大きな反響を呼んだ。そして、今年の夏、安倍元首相が銃撃される事件が起こり日本の社会と政治状況を大きくゆさぶった。直ちに、その銃撃犯を主人公として現代日本に生きる青年像を描いたのが、6年ぶりに作られた第3作、この『REVOLUTION+1』である。家族の愛、宗教と政治の癒着など、多くの課題が一直線に展開されて行く問題作となっている。
タモト清嵐 主演
(たもと そらん)
1991年11月12日生まれ、東京都出身。映画『ゴーグル』(06/桜井剛監督) で初主演。
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(08/若松孝二監督) 、『剣岳 点の記』(09/木村大作監督) 、『11 ・25 自決の日 自決の日 三島由紀夫と若者たち』(12/若松孝二監督) 、「おんな城主 直虎」(17/NHK) 、『止められるか、俺たちを』(18/白石和彌監督) など、映画、ドラマ、舞台と活動の幅を広げている。
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